センターに寄せられる相談で一番多いのは相続に関するものです。遺産分割協議から相続放棄までその内容は様々です。
しかし、どこの家庭にでも必ず相続は「問題」になるということでもありません。また、すぐに対処あるいは解決しなければならないわけでもなく、亡くなった人に負債などが無い限りは、しばらくそのままにしておいてもよい場合もあります。
家族が亡くなった後、その人に関連する幾つかの法律上の手続きが必要ですが、すぐに行うものと、一定の期間内にすべきもの、相続が確定した (遺産分割合意が整った) 後に行うものがあります。
例えば・・・・
・死亡届 死亡した日から7日以内
・世帯主の変更 死亡後、2週間以内
・電気・ガス等の公共料金 名義の変更はなるべく早い目に
・年金支給の停止
死亡した親が老齢基礎年金を受給していた場合
は2週間以内、老齢厚生年金の場合10日以内
・死亡一時金や遺族年金の請求
死亡後5年以内、但しなるべく早く
・埋葬費 2年以内
・死亡した人の高額療養費の還付請求 2年以内
・相続税 10ヶ月以内
・死亡生命保険金の請求 3年以内
・不動産の名義変更
相続人が確定し遺産分割協議が整った後
・預貯金の解約
相続人が確定し遺産分割協議が整った後
・株券の名義変更
相続人が確定し遺産分割協議が整った後
・・・・・・・・・・などなどです。