法務省の在留外国人統計によると、2017年12月末時点で、在留カードもしくは特別永住者証明書をもって日本に在留する「朝鮮」「韓国」の同胞数は481,522人。そのうち、「朝鮮」の同胞数は30,859人、「韓国」の同胞は450,663人です。
これらの同胞のうち、65歳以上の同胞高齢者は123,569人で、先の全同胞数を踏まえると、高齢率は25.6%となります。日本社会の高齢率と近い数字です。
では、この同胞高齢者を男女別、国籍表示ごとの男女別でみると下記のとおりになります。
●65歳以上の「朝鮮」・「韓国」同胞 | 男 | 女 | |
65~69歳 | 17,998 | 20,542 | |
70~74歳 | 14,277 | 17,267 | |
75~79歳 | 9,961 | 14,644 | |
80歳以上 | 9,405 | 19,475 | |
合 計 | 51,641人 | 71,928人 | 123,569人 |
●65歳以上の「朝鮮」同胞 | 男(朝鮮) | 女(朝鮮) | |
65~69歳 | 2,092 | 1,623 | |
70~74歳 | 1,615 | 1,492 | |
75~79歳 | 1,182 | 1,297 | |
80歳以上 | 1,177 | 1,815 | |
合 計 | 6,066人 | 6,227人 | 12,293人 |
*「朝鮮」表示の同胞数は30,859人なので、これで「朝鮮」表示の同胞の高齢率を計算すると、39.8%となります。
●65歳以上の「韓国」同胞 | 男(韓国) | 女(韓国) | |
65~69歳 | 15,906 | 18,919 | |
70~74歳 | 12,662 | 15,775 | |
75~79歳 | 8,779 | 13,347 | |
80歳以上 | 8,228 | 17,660 | |
合 計 | 45,575 | 65,701 | 111,276 |
*「韓国」表示の同胞数は450,663人なので、これで「韓国」表示の同胞の高齢率を計算すると、24.7%となります。男性よりも女性のほうが長寿であり、同胞社会も超高齢社会であることがわかります。
(法務省HP・在留外国人統計より作成・文責 金静寅)
2016年12月末時点での、全在留外国人(*特別永住者証明書または在留カードを持って滞在する人)の総数は、2,382,822人。
そのうち(*特別永住者証明書または在留カードの国籍・地域欄が) 朝鮮・韓国となっている人は、485,557人(朝鮮32,461人、韓国453,096人)となっています。
・朝鮮・韓国籍の特別永住者の数は、335,163人(朝鮮籍は、31,826人、韓国籍は、303,337人)となっています。
・65歳以上の朝鮮籍・韓国籍の同胞高齢者の数は、120,799人。その内、男性は、50,620人 女性は、70,179人で、国籍表示別でみると、朝鮮籍者は、12,342人。韓国籍は、108,457人 となっています。
朝鮮籍・韓国籍の同胞数が485,557人なので、それをもとに同胞の高齢率を計算すると24.8%になります。
・65歳以上の朝鮮籍同胞の場合、男女比に差はありませんが、韓国籍の同胞の場合、女性の数は男性の1.5倍です。
・朝鮮籍の全ての年代の同胞数は32,461人で、そのうち65歳以上の同胞数は12,342人です。これで朝鮮籍同胞の高齢率を計算すいると38.02%となります。
・これにたいし、韓国籍の全ての年代の同胞数は453,096人で、そのうち65歳以上の同胞数は108,457人です。これで韓国籍同胞の高齢率を計算すると23.93%となります。