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| 在日コリアンの日常生活において提起される国籍、在留資格、相続、福祉等の諸問題を解決するための解説集です。センターによくある質問・相談の事例なども掲載しております。 |
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生活保護 あれこれ |
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⑤借金と生活保護 |
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Ｑ ２年前、勤務先が倒産し失業しました。これまで失業給付やアルバイトでなんとかやってきましたが、ここ数ヶ月は仕事が無くもう生活ができません。生活保護を受けたいのですが、カード会社から30万円ほどの借金があります。借金があっても申請はできますか？
Ａ はい、借金があっても申請はできます。
生活保護は、実際に生活に困窮している人に対して、最低の生活を保障しようという制度です。
申請には、資産の活用・能力の活用・その他の制度・施策の活用の３つの要件を満たす必要があります。すなわち、自分の預貯金や生命保険、土地・家などの不動産、車などの財産を処分し、さらにあらゆる努力をしてもなお生活ができない場合に利用ができるというものです。
在日同胞も申請はできます。外国籍の場合、特別永住者、永住者をはじめ「定住者」や「日本人あるいは永住者の配偶者等」の在留資格（入管法別表第二）であれば申請ができます。
生活保護には、生活扶助、住宅扶助、医療扶助など8種類の扶助があり、その人の困窮の程度に応じて必要な保護がお金や現物で支給されます。困窮に陥った理由や借金の内容などは問われません。なので、借金があっても生活保護の申請はできます。
しかし、先に述べたとおり、生活保護は最低生活を保障するためのものなので、保護費をを借金返済に充てることはできません。
借金がある場合、法テラスの法律扶助制度を利用して弁護士や司法書士を通して「債務整理」あるいは「自己破産」手続きを行う必要があります。
福祉事務所では、申請の時点で借金があると「では、申請は無理ですね」と断られることがありますが、「保護が決まってから法律家を通して借金の整理をする」とその旨をきちんと伝えてください。
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ＮＰＯ法人 同胞法律・生活センター ＴＥＬ:03-5818-5424
E-Mail:tonposoudan@yahoo.co.jp
相談は無料、秘密は厳守します。お気軽にご相談下さい。 |
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